「こんな時に震えない人がいるというの…！？」

というセリフが(私の中で)有名な、有吉京子の『ＳＷＡＮ』というバレエ漫画を１巻からまた読み返していたんですが、このセリフが何巻のどこを探しても見つからない！幻か！？

探していたらこんな時間に・・・。

とにかくこの漫画は凄いです。脅威です。未だにこれを超えるバレエ漫画ってないもんなぁ。まぁ、前に読んだときは１０巻目以降の主人公の変貌ぶりと、クラシックではなく創作が中心になってきたことで随分と冷めたものですが。
内容は、北海道の片隅の小さいバレエ教室に所属し、バレエを愛して止まない道産子少女がひょんなことから大物バレエダンサーにその才能を見込まれ、日本の有能な若手ダンサー達の中に放り込まれ、数々の試練や主役争い等をを経験してプリマの道を駆け上がっていくという、シンデレラストーリー、言わば夢物語です。
こう言っちゃうと簡単だけど、これ、バレエをやってる者にとっては相当効くお話です。更にレッスン前なんかに読むとかなりの効果が見られます。「バレエって楽しーんだなー！！」みたいな。いやそんなアホっぽくないか。とにかく、ほんと、バレエ続けてて良かったなぁという感慨が湧いてきます。バレエって、練習はハードだし、練習の度に自分の欠点を思い知らされるし、日本人なんかは余程恵まれてない限り体型で損をする部分も多々あるし、舞台上での優雅さとは打って変わって相当厳しい世界なんです。プロでも生活は苦しかったり。それでも、夢を持って踊ることがどんなに大事なことかと、すんごい思いました。バレエって良いもんなんです。この気持ちを忘れてしまったら、必ず『ＳＷＡＮ』を読むようにしようと。そう決めました。

明日は大事なライブだーーーーーーー！！！